俺らの故郷はよ 新橋駅のコインロッカーさ
そよ風も太陽もなく 泣き声は冷たい壁にはじかれて
光を、生命(いのち)を求めて
ただ、もがいているばかりだった
それでも何とかよ しぶとく生き延びたのさ
どこかの誰かがよ 偶然、扉を開けたのさ
こんなバカつきな事は
どこにもありゃしねーだろう
誰も恨みはしないさ この世はどうせコインロッカーさ
夢を失くした人がよ 大勢、乾いた街角で
不景気な面をぶら下げて
ただ、淋しく笑うばかりさ
生きている事はよ それだけで素晴らしい事だと
自然に帰ればよ 自由な心が生まれるのだと
奴らに教えてやりてーのさ
コインロッカーより愛を込めて
(Refrain)