有限会社イーアレー
■現在位置[サイトマップ]:ホーム@niftyなお店>フィリックスコラム

@niftyなお店 フィリックスコラム

←前月のコラム フィリックス コラム(2012年9月号) 次月コラム→

「親について」


 

40代後半である私の周囲の「親状況」をざっと見てみると、

両親とも健在が3割、父親のみ死去が6割、母親のみ死去が1割

という感じになっています。私自身は、父親は、すでに死去、という

パターン。最近、「Aちゃんのお父様が亡くなられたんですって」

という知らせが、ぐっと増えてくる。それまで、滅多に会わなかった

同級生達と、お通夜の席で、しばしば顔を合わせたりするように

なるのです。深刻なのは、父親より先に母親が亡くなるという

パターン。よく「夫に先立たれた妻は長生きするが、妻に先立た

れた夫は、後を追うように死んでしまう」と言われています。

妻に先立たれた夫がすぐ死んでしまうケースが多いには、

男性は、家事能力がないため、日々の生活が健康的で

なくなり、また地域に友人知人がいない上に、退職して

しまったので、やることもなく、寂しさが募って心身ともに

弱っていくためかとおもいます。その点、夫に先立たれた妻達は

元気です。夫が亡くなった時点では、もちろん悲しさも寂しさも

募るのですが、時間が経つにつれ、癒えてくる。自分一人の家事

など、女性にとっては、負担にならないし、夫の面倒は、もう見なく

ていい。私の母親は、割と若いうちに未亡人になったため、最初の

うちは、周囲から同情されていたのですが、次第に、

「いいわねぇ!一人で」「理想の生活ね」といった声が寄せられる

ようになったのです。

ちなみに、我が家の場合、「お母さん、ちょっと羽を伸ばしすぎなのでは?」

と他人に言われるほど、旅行だ、飲み会だと母親は、2度目の青春を

謳歌しています。今の私は、「どれだけ、遊び倒せるか」という実験の

ような気持ちで、母親を見ているのでした。


←前月のコラム 次月のコラム→
 
| ホーム | ITj事例 | プロフィール | お問合せ | サイトマップ |
© 2001-2007 e-alley