有限会社イーアレー
■現在位置[サイトマップ]:ホーム@niftyなお店>フィリックスコラム

@niftyなお店 フィリックスコラム

←前月のコラム フィリックス コラム(2011年1月/7月号) 次月コラム→

今回は冬と夏が同居してしまいました事をお詫び申し上げます。

1月 「鼻水」


 

冬にいらつくこと、それは、何と言っても他人が鼻汁をすすぅている音をきくことです。

いつまでもすすり続けている人が、電車で隣に座ると、「いいかげんに鼻かめよ」と言ってやりたくなります。

 

テッシュが、ないなら、いっそのこと思い切って、飲み込んでほしいとすら思ってしまいます。

また、鼻をかんだテッシュを広げて確認している人を見るのもいやなものです。

 

そこで、皆さんお客さまに注意してほしいことがあります。

 

寒い外から、暖かい店の中に入った瞬間など、水っパナがたれてくる。

とくに真冬は、水っパナに気づかないでいるお客様が多い。

「糸くずがついている」という指摘は、できても、お客様に

「水っパナがでているわよ」と指摘できないのが、私のつらいことろです。

 

お客様の鼻の穴に光る水っパナに気づかないふりをしつつ、

店の暖房によってお客様の水っぱなが、乾くことを待つしかできない私でした。

これから、まだ、寒い日が続くので、皆さん、フィリックスに来店した時は、少し自分の鼻に気をつけてくださいね。


 

7月 「スイカとサクランボ」


 

夏の果実というのは、何となく、せつない味がします。

また、スイカは、たくさんの量を食べることで、パンチのない味を補うことができます。

しかし、さくらんぼは、味がはっきりしない上に、タネが大きく食べる部分が少ない。

食べる度に、「食った気がしねぇなー」と思わせる果実なのです。

でも、タネなしのさくらんぼがあったら、ちょっとうれしいかも。

 

よく考えるとさくらんぼは、「いい女」というやつに似ています。外見は、とっても愛らしい。

スイカのように緑地に黒のいなずま模様とも違う。

大きさから言っても、とても果物とは、思えない、色といい形といい、本当に美しいのです。

 

しかし、スイカは、腹を割って話してみると、とてもいい奴です。

皮は、あくまでも薄く、タネは小さく、赤い果実の量は、豊富で、とても一人では、食べきれない。

「醜女の深情け」という言葉を思い出します。

 

対してさくらんぼは、その容貌で人を引き付けておきながら、いざ食べて見ると、果肉は、少しだけで、あとは、タネ。

もっと沢山食べたいと思っても、高いのでそうは、買えません。

「私は、金のかかる女なのよ」と嘲笑わられているような気分になります。

 

でも、そういう冷たいところがまだ、いい女の所以でもあるのです。

全てをさらけだしては、神秘性が薄れることを熟知していて、

いつもちょっとしか、ご褒美を与えずに気を持たせておくのが、いい女の常。

さくらんぼは、そのテクニックを身につけているのです。

普段は、フィリックスで飲んでいても、たまには、高級クラブに行ってみたいと思う、お客様と同じように。

 

初夏の一時期、私は、さくらんぼを買います。

決してあなたが嫌いなわけじゃないのとスイカに言い訳をしつつ。

 

←前月のコラム 次月のコラム→
 
| ホーム | ITj事例 | プロフィール | お問合せ | サイトマップ |
© 2001-2007 e-alley