＠niftyなお店　フィリックスコラム

男性というものは、上昇意欲をなくした瞬間に「おばさん化」がはじまるみたいです。

具体的に言うと「出世欲」と「もてたい欲」です。

「もてたい欲」が、枯れてくると、「いやー！うちの女房がさあ」とか「孫の話」を急にタレ流し始めるのです。

その姿は、まさに「うちの主人がさぁ」とランチを食べながらおしゃべりするおばさんと同じ。

そして、そんな話を聞く私は、「ああ！彼の中で何かが終わったのね」と静かに理解するのでした。

「出世欲」が枯れてくるとまず、健康に気を使う発言が目立つようになる。

「いやぁ！ガーデニングって面白いものだね。毎日早起きして水をあげているんだよ。などと発言し、私は、耳を疑うのです。

「男としての自信」が薄くなるのと同時に、彼らは、限りなくおばさんに近づいていく。

そうおばさんは、まったく無理をせずに生きている生き物ですから。

おばさん化していくお客様を見ていると少し寂しい気持ちになりますが、

「ああ！彼も無理してがんばらなくてもいいのね」とホットするものです。

実際、おばさん化したお客様の顔は、優しく、瞳は開放感が漂っています。

自らも少し、おばさんの道を歩みつつあることを、感じる私は、そんな風に思うのでした。

１．     初めての焼香

２．     焼肉屋の会計

３．     右利きで爪にぬるマニキュア　（リハビリ感覚です）

４．     シャワーが、お湯になるか、確かめる時

５．     鼻毛のでているお客様と会話している時

６．     ２リットル入りのウーロン茶を、コップに注ぐ時

７．     ケータイの充電が一本

８．     リフトに乗る前、リフトから降りる前

９．     目玉焼きを作ったあとのフライパンにお湯をかける時

１０．   傷口をおさえて、お湯につかる時