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他人のいきつけの店を褒める

「じゃあ、この近くに知っている店があるから、そこに行こうか」と

取引先、同僚と状況はさまざまですが、彼らにいきつけの店を連れて行かれる時は、

大人でることが、要求されます。席につき、ママに紹介され、名刺交換を終えたら

彼らは、あなたの賞賛の言葉だけを待っています。

「おい、こんないい店、なんで知っているの?」

「ママって若い頃の吉永小百合に似ているね」などの言葉をかけ、全力でうらやましがる

のは、あなたの課せられた義務です。なお、友人や後輩の場合は、友人の肩をつっつ

いたり、ヘッドロックをかけたりするとより、誠意が伝わります。

挨拶の儀式がすんだら、通いはじめた理由を詮索し、意外そうに「へぇー」と感心

したり、話の合間に「Aさんが、この店を好きな理由、なんとなくわかる気がする」

そう、ポツリと呟いてもいいでしょう。もちろん理由なんてぜんぜん見当つかなくても

ノープロブレム。

それから、店をでた後で、「ママってAさんのことが好きなんじゃないの」なんて言って

舞い上がらせてあげるのが、何よりの褒め言葉です。


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