なぜだかはよくわかりませんが、ビジネス社会においては、水戸黄門の印籠的な絶対性をもつ言葉です。
相手が無理難題を言ってきた時、それまでいくら冷たくつっぱねていても、目の前の担当者が、 「私の立場も考えてくださいよ」などど泣きついてきたら、
こちらは譲歩するしかありません。また、「立場をわきまえない」 ことはサラリーマンとしてもっとも重い罪の一つです。
そのくらい大切は「立場」ですから、逆に恩をきせたい時は 「まぁ山田さんの立場もあるでしょうから」と言った言い方をすれば、
相手はあなたをまるで命の恩人を見るような目でみてくれるでしょう。
みんなが必死で守ろうとしている立場ですが、いざなくしてみたところで、 きっとそれほどの痛手はないような気もします。