有限会社イーアレー
■現在位置[サイトマップ]:ホーム>@niftyなお店

@niftyなお店 フィリックスコラム

フィリックス コラム(2004年11月)

男の嫉妬


「嫉妬」というと、女性のものだと皆さんは思っているでしょ。
「嫉妬」とは、自分が欲しいものを他人に奪われたときにわきあがるねたみの気持ちのわけですが、同時に敗北宣言でもあります。

世の中は平等ではありません。会社生活の中で、それがもっとも露骨に表れるのが「昇進」と「女性からの扱われ方」です。「昇進」はさておき、モテる男性はとことんモテるし、モテない奴はとことんモテないということです。
同じセクションのあきらかに女に縁がなさそうな部課長が、「人気者は辛いよな」と、せいいっぱい平静を装いながら、皮肉とも羨望ともつかない一言をかけてきたとしましょう。
こんな時に、遠慮のつもりで、「つまらない女ばかりでうんざりですよ」なんて言ってしまうようでは、まだまだ未熟。その「つまらない女」さえ寄ってこない日々を送っている部長は、「いい気になるなよ」と強烈な反感を抱き、以後「男の嫉妬」
により仕事にも支障をきたすでありましょう。
部長に気をつかうつもりなら、「俺って軽く見られるのかな?でも気が小さいからつい愛想よくしちゃうんですよね」ぐらいのことを言っておきたいもの。
部長は内心「なんでこいつだけが」と思っているはずですから無難な理由を自分から提示して、一応部長を納得させつつ安心感を与えておくのがコツ。もちろん、間違っても「もう、女なんてこりごり。部長がうらやましい」「部長だって磨けば光ますよ」なんて言ったら一巻の終わりです。


男性の嫉妬は本当に陰湿で怖いです。一番多いのが「自分の嫉妬」を社会的悪にすり替えて怒ってる人です。たいがいが、「出世の早い人」「難しい資格を取得した人」に対してですが。
「嫉妬しているものがもっともいやがるのは嫉妬していることを他人に知られることである」というセオリーを私は知り抜いているので、(私は性格が悪いので)嫉妬しているお客様に対して「っていうか、あなたが怒ってるのって、単にその人に嫉妬しているだけでしょう」というと、「自分は嫉妬なんかしていない」と信じて怒ってるお客様は半狂乱になる。それを見て楽しんでいる私ですが。

 
| ホーム | IT事例 | プロフィール | お問合せ | サイトマップ |
© 2001-2005 e-alley