パソコンハンサム
昔は、オタクっぽい人のものというイメージがあったＰＣ。今は、そんなことを言っている場合ではありません。
現代のようにあらゆる面でデジタル化が進む今というのはある種の下克上の時代なのでしょう。
「たくましさ」「男らしさ」の質が変わったとも言えます。
今まで私たち女性は、色が浅黒く、腕などが太い人を見ると「あら、たくましい。頼り甲斐がありそう」と思ったものです。
しかし、今の世の中においては、たとえ青白い顔をしてひょろひょろ歩き、懸垂が一回もできなかったとしても
ＰＣの前に座った時に自在にマウスを操る人を見るとつい、「あら、頼り甲斐ありそう」と思っている自分に気づく。
「パソコンハンサム」とでも言えましょうか。
しかし、パソコンの発達は手紙を復活させました。
電子メールは手紙です。
私は電子メールの送り主の意外な文章のうまさに触れることになりました。
美文がいいわけではないのです。
お店では「ママ、おめえはなぁ」と言った粗雑な言葉遣いをしている人が、メールでは、
「御元気ですか？先週僕は出張で名古屋に、、、」
という文章を書いていたりすると、ちょっと微笑ましい。
メールは手紙ほど、個性がただよってくるわけではないのでそれだけに文章が重要なのです。
上手い下手というより「味」のある文章が、今まで文章と言えば報告書くらいしか書いたことがなかった人にとっては、意外は難関といえましょう。
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