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@niftyなお店 フィリックスコラム

フィリックス コラム(2003年09月)

定年退職者に何を贈りますか?フィリックス 


「濡落ち葉族」など、定年後の男性を襲う暗い影の存在が最近よく知られています。
そのせいか、定年を迎える人は、その2−3年前から、定年後の生活に対しての準備を整えなくてはという強迫観念に捕らわれ、それがまたつらいようです。

定年を控えた人は、多くの場合「自分は趣味人である」ということをそれとなくアピールします。それは、残された現役社員に対する思いやりでもあります。

「カメラが趣味でね。退職したら毎日写真を撮りに行けるかと思うとも嬉しくてね」といった発言をことあるごとにしておくと、周囲の人は「そうか、あの人は退職しても充実したシニアライフを送られるに違いない」と思うことができるから。

そんなこんなで、無事に定年退職者が会社を去ったとします。若者は残酷なので、退職した途端に、その人のことを忘れてしまいます。しかし、定年退職者を退職した直後が最も寂しいのです。

会社のゴルフコンペにまめに誘ったり、年賀状を忘れずにだすというこころづかいを したいものです。

年賀状の返事には、「家内と二人で全国の温泉めぐりを計画しています。また、ボラ ンティア、孫の世話など、現役以上に忙しい日々を送っており・・・・・・」
などと、書かれていることでしょう。本当は、暇で死にそうなのに、虚勢を張って「忙しい日々」などと書いているのかもしれません。しかし、現役の世界にいるものとしては、そんなことを想像してはいけません。

「ああ、幸せな生活を送ってらっしゃるのだな・・・」と素直に手紙の文面を信じるのが、後輩としての礼儀を言ましょう。

定年なんて自分には関係ないと思っている人にも、いつかはリタイアする時が来ます。

その時のことを考えたら、「送られる側の身になって、送る」

これが会社における別れの最も重要なポイントなのかもしれません。
 
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