自分が、ある程度名の通った大学に行った人は、学歴の話が大好きです。
出身地の話題の後は、「Aさんは、大学はどちらですか?」の質問。
相手から聞かれた場合は、淡々と答えれば、その先の会話の展開は相手がしてくれますが、難しいのは、自分がたずねる場合です。
相手の大学が有名でかつ自分の出身大学よりランクが上なら、「すごいですね。」と尊敬のまなざしを送り、自尊心をくすぐります。
自分の大学との比較によって反応をかえるのは、「ところであなたは?」と聞かれた時うろたえないためです。
「明治ですか、すごいですね」と言っておいて、「僕は早稲田です」 とは言えません。
もっとも困るのは、相手の大学がおりこうとはされていない場合です。
「あそこは4年間ともお茶の水でしたっけ」といった、あまり意味のない会話をして、平然と何事のなかったように別の話題に移らなければなりません。
自然に話題をかえる呼吸を誤ると、気まずくなってしまうので、くれぐれもお氣をつけください。
PS.「大学には行っていません」という答えが返ってきた時に「大学へ行かなくても立派な人はたくさんいますよね」などとよけいはフォローはいれないこと。
学歴を聞いた時にもっとも回りくどい答え方をするのは、東大の卒業生です。「本郷のほうの」と言った答え方をし、こちらが感心しても「馬鹿ばっかりですよ」と見え透いた謙遜をします。
しかし、感心され慣れているので、他の大学の3倍は驚かないと満足しませんから注意しましょう。