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IT事例 女性企業家

Webでビジネスする女性企業家 【デジタルジョーズ】
http://www.ladyweb.org

3000社を超える優良ウェブサイトを分類し、解説した女性ポータル『レディウェブ・ドット・オルグ』の企画・運営を手がける「鞄~青・デジタルジョーズ」の代表取締役・芥真木(あくた・まき)さんは、もともと漫画の原作者として、さまざまな作品を世に送り出してきた才女。
その芥さんが最初に仕事でコンピューターを使ったのは15年ほど前、漫画の原作を描くためだったという。まだワープロすらそれ程普及しておらず、コンピューターは数百万円もした時代で、漫画の原作を描くためというより、芥さんの先見の明であったといった方が、実情に近いように思う。

芥さんの才女ぶりは漫画の原作にとどまらず、何人ものスタッフを抱え、編集プロダクションを設立。
小学館や講談社などのファッション雑誌の企画・編集を手がけるようになった。
そして1997年、小学館のファッション誌「Domani」(http://www.fa-net-web.com/domani/mie.htm)のウェブ版設立を機に、企画・制作・運営を一手に引き受け、颯爽とウェブビジネスに殴り込みを掛けた。

それまで培った雑誌作りのノウハウをウェブ制作にも活かし、ビジュアル面はもちろん内容的にも女性が喜ぶ充実したコンテンツが評判を呼び、小学館のファッション誌全般(プチセブン、Cancam、Oggi、Domani)の4誌を統合したWebサイト、『F&A-net』の企画(http://www.fa-net-web.com/)を手がけることになった。

98年には(株)ライフケアサポートの健康食品を扱った、デジタルジョーズ初のショッピングサイトをオープン。更に松田聖子のブランド、フローレスセイコのウェブショップ(http://www.flawlessseiko.co.jp/)のページの企画・制作およびウェブショップの運営を、行うようになった。

99年には「Cancam」本誌と連動したファッションモール(http://fa-net-web.com/cancammall/cancammall.html)スタート。商品撮影を含めたすべてのページを、デジタルジョーズで行っている。

編集プロダクション20年の実績と、ファッション雑誌のWeb制作の経験を持った芥さんは、2000年、いよいよ満を持して女性ポータル『レディウェブ・ドット・オルグ』(http://www.ladyweb.org)を立ち上げた。

Webには多種多様のサイトがあり、確かに情報を手に入れるのが以前よりはるかに楽にはなったが、本当に欲しい情報に辿り付くのがいかに大変か、検索サイトを使ったことがあれば誰でも思い当たるだろう。特に女性が興味のあるファッションやグルメ、旅行など、サイトは充実しているが、どれが優良サイトで、求めている情報はどこにあるかなど、探すのがかなり困難である。

自分の経験上、それを痛感した芥さんは、「こんな検索サイトがあればいいな」という思いをコンセプトに『レディウェブ・ドット・オルグ』を立ち上げた。
3000件に及ぶリンク先は全て本人が厳選し、分かりやすいように分類、解説まで付いているという徹底振りだ。

特に今月有料コンテンツとしてniftyからデビューするUNOSANO-NETの色診断&セラピー「占い魔女の館」
(http://www.nifty.com/tahma/)は、2年がかりで制作した膨大な色診断のソフトが売り物のサイトで、芥さんの多彩ぶりと徹底振りが伺える。

必要とあれば自らカメラやビデオを持って現場に駆けつける芥さん。その好奇心と探究心が、数年でデジタルジョーズをこれほどの数のサイト運営を手がける企業に成長させたといえる。またそれが、ファッションからショップ、検索サイト、占いと、多種多様なサイト運営を可能にしている原動力なのだろう。芥さんの次から次へと溢れ出すアイディアの豊富さには、会った人誰もが驚愕する。

今後はインターネット放送の時代が来ると見据え、映像配信を目指しているという。
映画の脚本・監督・プロデュースを経験済みの芥さんは、その時代がきたら本人自らビデオと三脚、斬新なアイディアを抱え、インターネット配信の世界へ殴り込みを掛けるであろう。

(文責 品川実花)


 
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